2024年01月18日

SST 【 話しかける 】

こんにちは、障がいがある人の就職を全力サポートする障がい者ビジネススクール「ユニカレさが」の生活支援員の田中です。

 今日は、佐賀県の多くの私立高校で入学試験が行われております。今朝は、受験会場に向かうたくさんの受験生を見ました。受験生の皆さんには、実力を発揮して頑張ってほしいと思います。私たちも、頑張る受験生を見習って、目標に向けて日々コツコツと努力していきたいと思います!

 先日のSST(ソーシャルスキル・トレーニング)では、『話しかける』をテーマに授業を行いました。
 会話がない、あるいは続かないと、なんだか気まずく感じてしまいますよね。逆に会話が弾むと、なんだかその人と、うまくコミュニケーションがとれていると感じることができます。
 では、なぜ会話がないと気まずいのでしょうか?人には、パーソナルスペース(相手との関係性やその状況によって適切に感じる物理的な距離感)というものがあります。親しい人ほど、この距離は近くなります。これは逆に考えると、距離が近いと、「その人と仲が良い」と人は錯覚するのです。しかしここで沈黙すると、「距離が近くて仲が良いはずなのに、会話がない」と違和感を覚えるのです。この違和感が、気まずさの正体です。距離が近くなるエレベーターやタクシーの中で、気まずさを感じたことはありませんか?

SST 【 話しかける 】

 次に、話しかけるポイントを確認しました。ポイントは次の3つです。
① 相手に近づく
  両方が手を伸ばせば指先が触れあう距離が適切です。
② 相手の名前を呼ぶ + 出だしのクッション言葉で話しかける
  人は承認欲求をもっていますので、名前を呼ぶことは、良好な人間関係を
  築くのに効果的です。
  出だしのクッション言葉は、“気さくバージョン”と“かしこまったバージョン”を
  確認しました。
③ 用件を伝える
  「何を言うべきか」と考えすぎると言葉が出なくなります。まずは「くだらない
  ことでいいんだ」と、自分に許可を出してあげることが大切です。意味のない
  会話でOK。
 最後に、ロールプレイを行いました。ユニカレさがで昼休みに、隣の席の人に話しかけてみるというシチュエーションで取り組みました。相手の名前を呼び、出だしのクッション言葉を使って話しかけるというポイントをおさえて、皆さんとても上手に話しかけることができました。
 「ポイントを意識すると、とても話しかけやすくなった」、「学んだことを使って、とりあえず話しかけて、深く考えすぎずに会話をしていきたい」などの感想をいただきました。会話を楽しみ、良好な人間関係を築いていってほしいと思います。

今週も読んでいただきありがとうございました。
障がいがある人のための就職応援事業所
障がい者ビジネススクールユニカレさがの詳細、最近の活動はホームページ
http://unicolsaga.or.jp
を、ご覧くださいね。
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