2024年05月09日

SST 【 分かりやすく伝える 】

こんにちは、障がいがある人の就職を全力サポートする障がい者ビジネススクール「ユニカレさが」の生活支援員の田中です。

楽しいゴールデンウィークも終わり、またいつもの日常が戻ってきましたね。佐賀では、川上峡で約300匹の鯉のぼりが泳いでいます。みやき町でも、町役場の裏に鯉のぼりや、千栗土居公園に武者のぼりが上がっており、初夏を感じさせてくれます。

先日のSST(ソーシャルスキル・トレーニング)では、『分かりやすく伝える』をテーマに授業を行いました。
 分かりやすく相手に伝える力とは?そもそも「分かりやすい」とは、だれが決めるのでしょうか?その話が分かりやすいかどうかは「相手」が決めることです。自分自身が、どれだけ分かりやすいと思っていても、それが相手に伝わるとは限りません。もし相手が理解していないのなら、相手の問題ではなく、自分の伝え方や説明の仕方が問題かもしれません。

SST 【 分かりやすく伝える 】

 まずは、分かりやすい説明の『型』を確認しました。
①テーマを伝える
 「テーマを伝える」とは、伝達する内容に「~について」という見出しをつけることで、何に関する説明かを明らかにすることです。テーマを把握できると、聞き手は説明を聞く体勢を作りやすくなります。「~について」というたったひと言ではありますが、説明全体をスムーズに進める効果があります。すると、聞き手は必要以上のやりとりによる時間・理解するための労力を割かずに済みます。
②要点を伝える
 情報を分類した「各情報のかたまり」につけた名前が要点となります。要点が明確にされていないと、聞き手が必要な情報を聞き漏らしてしまう可能性があります。要点がいくつかある場合は、要点の個数や、それが何であるかを伝えて、話の全体像を示すのがおススメです。複雑な内容を説明するときは、聞き手の「いつまで続くんだろう」「結局ポイントはいくつあったんだっけ」といった混乱を防ぐことができます。
③詳細情報を伝える
 詳細情報とは、要点を支える詳しい情報を指します。コツは、「自分が言いたいから」「伝えないと不安だから」という理由ではなく、相手にとって必要と思われる情報を伝えることです。
④説明を締める
 説明の最後に、ここまでの内容全体をまとめて締めます。これによって、聞き手に対して、説明の目的を再認識させたり、次の行動を示唆したりできます。
 この説明の『型』を使って、「ドラえもん」「自動販売機」を、まったく知らない人に説明することにチャレンジしました。「~について説明します」や、「要点は2つあります」など『型』に則って説明することができました。また、「このように予測のつかない物語のドラえもんを、ぜひ見てみてください」や、「地域によって様々な自動販売機があるので、お出かけの際はぜひ見てみてください」など、最後の締めも工夫されていました。


今週も読んでいただきありがとうございました。
障がいがある人のための就職応援事業所
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http://unicolsaga.or.jp
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