2023年10月26日

ネガティブ脳から抜け出す方法

こんにちは♪
障がいがある人の就職を全力サポートする障がい者ビジネススクール「ユニカレさが」精神保健福祉士の加藤です。

 長かった厳しい残暑もようやく終わり、少し肌寒さを感じる季節となりました。朝外に出ると、フワッと金木犀の甘い香りが漂い、幸せな気持ちになります。気持ちが良い季節になったなぁと思いながら、一日がスタートしています。

さて、先日心と体の授業で「不安な気持ちはストレスになるけれど、心の防衛反応のひとつでもある。不安を無くそうとすればするほど、脳に強く定着してしまう」という話をしました。今回の記事では【ネガティブ脳から抜け出す方法】について書こうと思います。

その昔、私たちの祖先は生きていくために狩りをしていました。そのとき「ここは以前危ない目にあった場所だから危険」など、自身に起こるリスクを想定しておくことで、命を守ってきました。この【最悪のケースを予測しておく】という行為が、ネガティブ思考の基盤であり、人間としての生理的現象でもあると言えます。脳科学者の茂木健一郎氏の著書「脳を最高に活かせる人の朝時間」の中に、「ネガティブ・シンキングとは、集団生活を維持し、生存率を高めるために自然に備えつけられた“脳の警報システム”」という一文があるように、ネガティブ脳は自然の摂理なのです。

とは言え、私たちは常にネガティブ思考でい続けると心の元気がなくなってしまいます。そのため、生理的現象である防衛反応のネガティブ思考から抜け出し、ときに新たなことへ挑戦できるためのポジティブ思考をもつことで心の安定を図ることが大切です。

 では、どうすればポジティブ思考をもつことができるのか、それは【ネガティブ思考に陥ってしまう原因を自分自身で理解する】ところから始まります。原因は、問題点だけに目を向けすぎていることです。問題に逃げずに向き合い、改善していくことはもちろん大切なことですが、問題点ばかりを追求・分析していてはネガティブが芋ずる式に増えてしまい心がパンクしてしまいます。
ネガティブ脳から抜け出す方法


 以下に2つネガティブ脳からの抜け出す方法をご紹介します。ぜひ、取り組みやすいほうからまず1つ(とりあえず1つ)やってみてほしいなと思います。

問題点・苦手・不満など過去にだけ目を向けず、「できている部分」「どうなりたいか」「何を手にいれたいか」の未来に目を向ける“ソリューション・フォーカス”の手法を取り入れる。
何が悪いのか、どこが問題なのかだけでなく、どうすれば良いか、上手くいっているときはどんなときかに着目することです。

やり方はシンプル。ネガティブに感じたことを1つ挙げ、自身の中で最も良くない状態を1点、最も良い状態を10点満点とし、点数をつけます。もし3点とつけた場合「1点まではつける必要がなかった、1点より上手くいっている部分」に目を向け、上手くいっている部分を増やし広げていきます。極端な思考になっていると冷静な判断ができず、すべてを1点と断定してしまうことがありますが、その場合は「本当に最も良くない状態なのか」を自問自答することです。

小さな苦手に向き合い、成功体験を積みやすくする。
人と会話をするのが苦手だと、自分に対し「コミュニケーション力が低い」とレッテルを貼ってしまっている人は、今後スキルアップするであろう自分の能力を低く見積もってしまいます。
まずは、“いきなり会話を続けよう”ではなく、“挨拶をしてみよう”から始めましょう。
相手から挨拶が返ってこなかっとしても、自分の声を出し挨拶をできたという事実は、頑張って一歩踏み出した人の成功体験として積みあがっていきます。

いつもネガティブでいる自分から脱却したい、ポジティブになりたいと思っている人は、無理やりポジティブシンキングになろうとするのではなく、ネガティブ思考から抜け出すための行動を意識すると良いですねhappy01


今週も読んでいただきありがとうございました(^^♪
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Posted by ユニカレさが at 11:22│Comments(0)自律トレーニング
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