2022年12月15日

SST 【話し合い】

こんにちは、障がいがある人の就職を全力サポートする障がい者ビジネススクール「ユニカレさが」の生活支援員の田中です。

今年も残り3週となりました。朝晩の冷え込みがますます強くなり、当地では朝にフロントガラスが凍っているときがありました。寒くて外に出るのが億劫になりますが、イルミネーションやクリスマスイベントなど、この時期ならではのイベントは楽しいですね。

先日のSST(ソーシャルスキル・トレーニング)では、『話し合い』をテーマに授業を行いました。話し合いには、『自分の意見を明確に伝えること』や『相手の意図を考えながら聞くこと』など、たくさんのコミュニケーションスキルが凝縮されています。話し合いは多様な意見に触れる良い機会です。そのときにただ否定したり肯定したりするのではなく、理性的に意見を整理することが大切になります。これも人との関わりにおける重要なスキルです。授業では、司会(進行役)と、それ以外の参加者の役割について確認していきました。また、他の参加者の話の聞き方や、発言の仕方についても整理しました。そして『話し合い』の練習に、みんなで取り組んでいただきました。議題は『宝くじで1億円当たったら何をする?』でした。司会(進行役)を担当してくれたOさんは、役割をしっかり理解し、発言が少ない人に意見を求めたり、時間内に意見をまとめたりするなど、とても上手に務め上げてくれました。その他の皆さんも、自分の考えをしっかり全員に伝えたり、他の人の意見をしっかりと聞いたり、自分の考えを押し付けることなどもなく、とても良い話し合いとなりました。ちなみに『宝くじで1億円当たったら』に対しては、「家族で分ける」「寄付をする」「貯金する」「好きなものに使う」「投資」など、様々な意見が出ておもしろかったです。

SST 【話し合い】


数日後、ユニカレさが本校とプレ校合同でのクリスマス会において、就職基礎コースでの出し物を何にするかという話し合いがありました。基礎コースの皆さんはSSTでの学びを活かし、活発な話し合いをしてくれました。『絵しりとり』・『手品』・『ダンス』など様々な案が出ましたが、お互いの意見を尊重し整理して『ジェスチャーゲーム』に決定しました。
それからは、本番に向けて全員で準備を進めていきました。『ジェスチャーゲーム』の内容や流れは全員で話し合って決め、高得点を獲得した人に贈るメダルも全員で作成しました。メダルは折り紙で作りました。折り紙のメダルは難しく苦戦している人もいましたが、互いに教え合って、かわいいメダルが完成しました。
 そして先日の10日(土)に、クリスマス会が催されました。基礎コースの『ジェスチャーゲーム』は大盛り上がり!ステージ上の基礎コースメンバーも、その他の皆さんも、全員が笑顔で楽しむことができました。『ジェスチャーゲーム』終了後、お互いに「よかったね」「お疲れ様」と、余ったメダルをかけあってねぎらいました。

SST 【話し合い】


今週も読んでいただきありがとうございました。
障がいがある人のための就職応援事業所
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http://unicolsaga.or.jp
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