障がいがある人の就職支援　　『やっぱりユニがいい・・・！』

こんにちは、障がいがある人の就職を全力サポートする
障がい者ビジネススクール「ユニカレさが」の就労支援員の梅野です。

　先日、息子の卒業式に出席してきましたが、堂々とした態度で、卒業証書を受け取る姿は誇らしく花道を通り過ぎていく中で、笑顔で声を掛けられる様子に、先生や友人、周りの方々に支えられてここまで来ることが出来たんだなと思い、感謝の気持ちでいっぱいになりました。新しいステージにたった息子は、これからもまわりの方々に支えられて生きていくでしょう。これからも【笑顔】で、人生を進んでいってほしいなと思いました。

　さて、今週は就労されたＭさんについてブログを書きます。２月、Ｍさんが、約４年間の利用を経て【社会福祉法人凌友会　桂寿苑金立ケアセンター】さまでデイサービス内の家事援助業務で就労されることが決まりました。

　４年前、ユニカレさがに通い始めたころは、コミュニケーションに自信が無く無口な青年でした。自閉の特性を強く持っていて、対人関係に不得手感があったのです。ですが、ソーシャルスキルトレーニングに取り組むようになってからは、少しずつ会話に参加することが出来るようになってきました。また就職コースに進級してからは「終礼後にスタッフと個別にお話をする」という個別課題に取り組みようになってからは、みるみる会話も弾むようになり、今では自分からたくさんお話され表情も明るくなられています。不安を自信に変え、自己肯定感を高めていくと、自閉の特性を強く持つ方もコミュニケーションスキルを身に付けることができるという事例です。

　パソコンの授業でも分からない事は講師に積極的に質問することができるようになり、就労直前にはＣＳ検定ワード2級に見事合格することができました。4年前を知る身としては、まさかここまで成長するとはと、涙ものの嬉しさです。Ⅿさんがここまで時間をかけてコツコツと目標に向かって取り組むことができたのは、Mさん自身の「働きたい」という大きな思いがあったからではないでしょうか。「思いは実現する」といいますが、その通りだな、ということを感じさせていただきました。

　今回の就職では、Mさんの努力だけではなく、就職先様の親身なご配慮のおかげでもあります。昨年の障害者合同面接会で内定を頂いた桂寿苑さまで、就労に向けて実習を行う際には、【タイムスケジュールを含めた作業手順書】で、段取り良く作業に取組めるようご配慮いただきました。段取りや見込みがはっきりしていないと混乱してしまうという特性に配慮いただきました。

　また、会話の始め方が分からないので、人にものを尋ねるということも困っていましたが、わからない事があっても、すぐにそれを察知し、声をかけて下さるので安心して実習に取組むことが出来ました。そして、ユニカレで徹底的に訓練した挨拶も、スタッフの方から「利用者の方に笑顔で明るく挨拶されていて気持ちいいですね」と褒めていただき、自信を付けていけました。このような就労先様のご配慮に支えられての就労でもあったのです。

　おばあちゃんが大好きな彼は、当初より介護事業所への就労を希望されてていましたが、見事その夢を叶えることが出来たことは大きな自信に繋がったようです。頑張り屋さんの彼は、何と実習期間中に自動車免許も取得することが出来、今は車で通勤されています。

　就労という大きな夢を叶え、今度は自分の車を持ちたいと話される表情は新しい目標に向かって輝いていました(^^)。Ｍさんの成功要因は「目標を持って少しずつでも行動していく事」そして、「どうせやるなら笑顔で前向きに取り組む事」だったと思います。そしてそれはとても大事なんだなと思いました。これからも、身体に気を付けて【笑顔】で頑張って下さいね～(^^♪


今週も読んでいただきありがとうございました。
障がいがある人のための就職応援事業所
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http://unicolsaga.or.jp
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