2024年02月28日

SST 【 身だしなみ 】

こんにちは、障がいがある人の就職を全力サポートする障がい者ビジネススクール「ユニカレさが」の生活支援員の田中です。

朝夕はまだ冷え込みますが、一雨ごとに暖かさを増していきます。今週末は3月に入り、高校3年生は卒業式ですね。新しいスタートを迎える卒業生の皆さんの、ご健康とご活躍をお祈りします。

先日のSST(ソーシャルスキル・トレーニング)では、『身だしなみ』をテーマに授業を行いました。
 まずは、『身だしなみ』と『おしゃれ』の違いを皆で考えました。『身だしなみ』…相手を不快にさせないために身なりを整えること、場の雰囲気に合わせることなど、『おしゃれ』…自分が目立つこと、自分が満足することなど、皆さんから意見をいただきました。まとめると、『身だしなみ』は、場に応じた服装に整え周囲の人に良い印象を与えるために行うもの、『おしゃれ』、自分の着たい服を着たり個性を出すこと。ポイントは、『身だしなみ』は「相手のためにするもの」、『おしゃれ』は「自分のためにするもの」であることを確認しました。
 次に、メラビアンの法則を紹介しました。コミュニケーションにあける言語・聴覚・視覚の影響の割合を明らかにした法則で、視覚から入ってくる情報が最も影響度が大きい、というものです。身だしなみを整えて相手に伝えることで、メッセージをさらに強化し、ズレや矛盾なく伝えることができることを確認しました。

SST 【 身だしなみ 】

 そして、みんなで頭髪・顔・服装などにおいて、良いパターンとNGパターンを考えていきました。皆さんからたくさんの意見を出していただき、「毎日鏡を見てチェックすることを習慣にしていきたいと思った」や「次に服を買うときは、よく考えて買おうと思った」などの意見もいただきました。
 最後に、身だしなみチェックリストに基づいて、セルフチェックをしたあと、ペアになってお互いにチェックを行いました。セルフチェックでは○を付けていた項目も、他者によるチェックでは×になる部分もありました。『身だしなみ』のポイントは、「相手のためにするもの」ですので、相手の評価が大切であることを共有しました。
 今回の授業を終えて、「周りの人のために身だしなみを整えようとは思ったことがなかったので、これから気をつけようと思った」や「服装の注意を受けたことがあるので、しっかり確認しつつ気をつけていきたい」などの感想をいただきました。普段の皆さんの身だしなみに変化もあり、嬉しく感じていますhappy01

今週も読んでいただきありがとうございました。
障がいがある人のための就職応援事業所
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