2024年07月04日

目標の宣言効果

こんにちは♪
障がいがある人の就職を全力サポートする障がい者ビジネススクール「ユニカレさが」職業指導員(精神保健福祉士)の加藤です。

 今年も早半年が過ぎ、スタッフ同士で「もう半分も過ぎた~!月日が経つのが早すぎるsweat01」と話していたところです。日々目の前のことに一生懸命取り組んでいると、アッという間に時が過ぎていきます。本日はそんな半分を区切りとして「目標宣言の効果」についての記事を書こうと思います。

 ユニカレさがの実践コース(就労移行訓練)では、月目標というものを立てています。しかし、告知後、貼りだされた月目標を日々意識して取り組むことは大変なことです。時には「月目標、何だったっけ?」と忘れてしまう人もいます…。

目標が単なる壁紙になってしまうのは意味がないなぁと思った私は、受講生に聞いてみました。「月目標、やめますかgawk」と。そこで、協議の上「自分たちで考え、目標を掲げてみる!」ことを選ばれました。

目標の宣言効果


目標の宣言効果


「今、自分たちのクラスに何が足りないか」
「どうすればなりたい自分にもっと近づけるか」
「就労した先輩たちが取り組んでいて、いま取り組んでいないことは何か」

さまざまな視点から、自分たちだけで考え、目標決めのグループワークに取り組まれました。
その中で、これまで立てた1年分の月目標の紙を机に並べ「達成している目標」「未達成のままの目標」と分別をされ始めましたeye

その様子は、自分たちのことを自分たちで一生懸命考え、とても頼もしいものでしたsmileそして、何より楽しそうに活き活きと意見交換をされているのが、とても印象的でした。誰ひとり受け身ではなく、全員が本当にたくさん意見を出し合い、大目標と中目標が決定しましたup

7月目標はこちらshitashitashita
大目標「意欲・活気」
そのための中目標「自分から明るく笑顔で話しかける」「挨拶と返事は元気よく!」です。

 自分たちも頼もしい先輩たちの背中を見てきた。今度は自分たちがしっかりとした背中を見せ引っ張っていきたいと言われたその言葉は、スタッフが立てた月目標を忘れてしまっている人とは思えないほどでした(笑)confident

 人は無意識のうちに「自分で決めたい」という欲求をもっています。そのため、他人から説得されればされるほど、反発の気持ちがでることがあります。
例えば、そろそろ勉強しようと思っていたときに、親から「宿題しなさいよ」と言われると「やろうと思っていたのに!」と途端にやる気がなくなってしまう、これを心理のブーメラン効果といいます。
一方で、自分で決めた目標を周りに宣言することで、モチベーションの維持に繋がり挫折しにくくなったり、周りの人が協力・応援してくれたりと、実現への効果が高まります。

もちろん、目標を宣言することで、自分に負荷をかけてしまう、人目を気にしてしまうということがあるかもしれません。しかし、そのデメリットを含めたとしても、宣言効果により「責任が生まれ、やる気や意欲が強まるshine」というメリットは自分への大きなものになるに違いありません。

 自分たちで目標を立てた翌日から、受講生の声の大きさが変わりました。即実践!本当に素晴らしいなと思います。7月になり、今年も折り返し地点です。充実した日々を送ってほしいと思っていますnote

今週も読んでいただきありがとうございました(^^♪
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Posted by ユニカレさが at 08:00 │学科の授業