2024年06月13日

SST 【 断る 】

こんにちは、障がいがある人の就職を全力サポートする障がい者ビジネススクール「ユニカレさが」の生活支援員の田中です。

今年は平年より遅い梅雨入りとなりそうですが、次第に暑く高湿な日が増えてきました。この時期は、紫陽花が見頃を迎えますね。佐賀では、佐賀市の古湯山なか紫陽花の道や、唐津市の見返りの滝が紫陽花の名所ですね。暑い日が増えていきますが、楽しみを見つけて乗り切りたいですね!

先日のSST(ソーシャルスキル・トレーニング)では、『断る』をテーマに授業を行いました。
 『断るスキル』は、無理をしすぎない人間関係をつくるためにも大切なスキルです。「断ったら悪い」「関係が悪くなるのではないか」と思い、なかなか断ることが苦手という方も多いと思います。しかし、断ることは「自分の事情を知ってもらうこと」であり、「相手の存在を拒絶する」という意味ではありません。
みなさんに、断れなくて無理をしてしまった経験はないかを伺ったところ、「前職でたくさんの仕事を受けて無理をした」「無理をして引き受けた結果、疲れてしまった」などのお話をいただきました。断れないことが続くと、身体的にも疲弊しますし、精神的にもストレスを抱えてしまいます。自分の仕事に余裕がないのにも関わらず、断りきれずに仕事を引き受け、期日までに成果が出せないと信用を失う危険性もあります。相手を傷つけたり不快にさせたりすることがなく、自分自身を守るためにも、上手な断り方の型をおさえて、練習していきたいと思います。

SST 【 断る 】

次に、上手な断り方の型を確認しました。
①感謝
「お誘いいただき、ありがとうございます」「ご配慮いただき、ありがとうございます」といったように、まず感謝して肯定的に受け止めます。
②できない理由を伝える
「予定が入っており」「体調がすぐれないため」「仕事が立て込んでいるため」など、自分の考えを伝えます
③クッション言葉 + 断る
「大変残念ですが、お断りいたします」「せっかくではございますが、遠慮させていただきます」「大変申し訳ございませんが、お受けできません」など、冒頭にクッション言葉を添えて断ります。
④代替案 or 未来につなげる
「また別日にお願いします」「○月○日はいかがでしょうか」「明日ならできますが、いかがでしょうか」など、埋め合わせをしたい気持ちを伝えます。
 最後に、この型を使ってロールプレイを行いました。受講生の皆さんからは、「断るのは悪いことではないと気づきました」「まず感謝して断るということが、今まで考えたことがない方法だったので、実践したいと思った」「自分も相手も無理のない断り方ができるようになりたい」などの感想をいただきました。相手も自分も大切にするアサーティブなコミュニケーションを、これからも練習したいと思いました。

今週も読んでいただきありがとうございました。
障がいがある人のための就職応援事業所
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http://unicolsaga.or.jp
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