2022年09月20日

なかなか取れない「疲れの正体」とは!

こんにちは♪
障がいがある人の就職を全力サポートする障がい者ビジネススクール「ユニカレさが」精神保健福祉士の加藤です。

大型で非常に強い勢力の台風14号が九州を直撃し、眠れない夜を過ごされた方もいると思います。我が家も不要不急の外出を控え、台風による被害、断水や停電に備え、対応をしました。台風通過後の片づけ等も大変ではありますが、何より皆さまが安全第一でありますようにと思っています。

 さて、今回のブログは「なかなか取れない疲れの正体」について書きたいと思います。

皆さんはこんなことありませんか?
「睡眠はしっかりとれているのに、朝ものすごいだるさを感じる」gawk
「夕方帰宅すると、何も手がつかないほどに疲れてグッタリしてしまう」wobbly
「珈琲を飲んでいるのに、日中の眠気やだるさが取れなくなった」sad
「さほどハードなことをしているわけではないのに、体が重く栄養ドリンクを飲む回数が増えた」shockなど。

ちなみに私も一時期、常に疲労感と共にいたときがありました。
そのときは、休日にぬるめのお風呂にゆっくり浸かったり、いつもよりも長く睡眠をとったり色々試したのですが、どうも体が今ひとつスッキリしない。

なぜなら、間違った疲労対策をしていたからなのです。もちろん、睡眠時間を多めにすることで、一瞬疲れがとれた気はします。けれど、スッキリ疲れが取れた感じはしません。長時間体を動かし、筋肉を使い、クタクタに体が疲れた…こんな状況は ゆっくり体を休めることで数日以内に疲れが取れます(体の疲れは)。

この、寝ても取れない疲れの正体は、「体が疲れているのではなく、脳が疲れている」という事実が隠されているのですsweat01
なかなか取れない「疲れの正体」とは!

グッタリしたり眠気が続いたりすると、大抵多くの人は「体が疲れている」と思いがちです。体のだるさ以外にも頭痛やふらつき、肩こり、食欲不振などの症状も出ているかもしれません。これらの症状は「体の疲労」ではなく「脳の疲労」その中でも「自律神経中枢の疲労」であると言われます。

運動に限らず余暇活動の楽しい遊びも、心理的要因による疲労も自律神経中枢の疲労なのです。疲労のカギを握るのは、「自律神経」ということになります。自律神経は、内臓や代謝、体温などの体の機能をコントロールする神経で、人の意志とは無関係に動くものです。自律神経には、心身を活発するとき、緊張状態にあるとき、ストレスがあるときに働く「交感神経(別名闘争神経とも呼ばれる)」と体を休ませリラックスモードにする「副交感神経」の2種類で成り立っており、この2つの神経がバランスを取りながら人の体を支えています。

 では、この自律神経が、どう「疲れ」と関連しているのか。
交感神経は、脳が闘争モードとなっているため、動物であれば獲物を追いかけるとき、人間であれば仕事で大事な場面やスピーチなどの晴れの舞台でも緊張し活動が高まります。この闘争モードの交感神経が働いているときは、脳の自律神経中枢の細胞もフル回転状態!その逆で、リラックスモードの副交感神経が働いているときには脳の神経細胞も活動が低下します。

このことから、交感神経が働き続けている優位な状態が、自律神経中枢の細胞すなわち脳の疲労を大きくしてしまうことになるのです。
常に緊張状態で張りつめ、闘争モードでは脳が休まるときがありません。(もちろん、ここぞというときや意欲的に活動する場面では、大活躍なんですけれどね)

 では、脳をリラックスモードにさせ、疲れをとる副交感神経を活躍させるためにはどうすればよいか。ここでは3つご紹介します。

まず1つ目は「良質な睡眠をとる」です。休日にとにかく多く睡眠をとるのではありません。生活のリズムを崩さないよう夜の睡眠は7時間~8時間程度、昼間の眠気には20分程度の昼寝が有効です。良質な睡眠をとるためには、寝る前に心身をリラックスさせておくことが大切です。寝酒や交感神経を刺激するブルーライトを出すスマホやパソコンはNG。食事は就寝時間の2.3時間前にすませましょう。就寝前2.3時間前の軽いストレッチや入浴もOK(就寝時間に体温が下がり始め眠気を感じる睡眠ホルモン「メラトニン」が放出されます。

次に2つ目です。「バランスの良い食生活を心がける」です。
気持ちが焦っているときは、どうしても早食いをしてしまったり、よくよく味わって食べなかったり…。3食バランスよくゆっくり噛んで食べることが大切です。糖質・脂質・タンパク質・ミネラル・ビタミンなどバランス良く摂取すると良いでしょう。また、疲れているときは、エネルギーの代謝に重要な機能をもつビタミンB群や鉄分、カルシウムも必要な栄養素です。ここで注意してほしいのが「疲れたときは甘いものを♪」と思いがちなのですが、糖質を摂取しすぎるとビタミンB群の欠乏に繋がってしまいます!

最後の3つ目は「情報断食」です。食事を絶つ断食の情報バージョンです。期間を決めて生活の中の情報を絶つことです。日々溢れ流れて来る大量の情報から一時離れ、自然に触れ好きなことをしたり、有酸素運動をしたり、のんびりと時間を過ごすことで、心のゆとりに繋がります。その時間の中で、自分自身が「楽しい」「嬉しい」「癒される」と感じることで、副交感神経が働き脳はリラックスしていきます。最近では、自然豊かな場所で脳疲労解消のためのプログラムを取り入れている宿泊場なども見られます(私も一度体験してみたい!)

脳疲労を解消するために、副交感神経を活動させる方法を3つご紹介しましたが、脳疲労の原因は「環境ストレス、精神ストレス、睡眠ストレス」などさまざまです。自分に合った脳の労わり方で心身健康な毎日を過ごしていきましょうhappy01


今週も読んでいただきありがとうございました(^^♪
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Posted by ユニカレさが at 11:32│Comments(1)自律トレーニング
この記事へのコメント
自分も疲れのコントロールを課題にしていて、書いてあるとおり適切な睡眠や食事が大事だと言われました。情報断食まさにこれがもっともと言われてまして、この3つを心がけてます。この3つで仕事に影響が出ないように毎日日々心がけていきます
Posted by いつまでもかわらぬ愛を。 at 2022年09月30日 06:42
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