2022年05月17日

情報の波にのまれないように

こんにちは♪
障がいがある人の就職を全力サポートする障がい者ビジネススクール
「ユニカレさがプレ」サービス管理責任者(公認心理師)の梅野です。

連休も終わり、あっという間に5月も中旬ですね。
最近のプレは様々な見学や実習が多く、いろいろな情報からユニカレのことを知っていただけているのかなと思い、本当にありがたいなと思う今日この頃です。

さて今日は、情報を知る時に気を付ける事について書きたいと思います。

情報の波にのまれないように


物事を判断するときに、私たちは日々様々な情報の中から、自分にとって必要と思う情報を目や耳を通じてインプットします。
そのインプットした情報を脳が認知し、自分で仮説を立て理解を深めようと更にその情報を探す中で、思い込みや先入観によって自分の都合の良い方向に物事を捉えてしまうことがあるのですが、このことを確証バイアスと呼びます。

例えば、子供が「学校のみんなも持っているから、買ってほしい」と親に訴えることがありますが、そもそも「みんなって?」なんてことがないでしょうか・・
たまたまクラスで見かけたものが、偶然自分が欲しいと思っていたものと同じだったから、みんな持っている、私も欲しいとなる状態・・

また、ほかにも血液型占いなどでみる、性格の違い
A型は几帳面、O型はおおらか、B型は大雑把・・など
「几帳面に荷物を整理している人がA型」と言えば「やっぱりね」と思うのに、「B型の人が几帳面に片づけている」と「そういうこともあるんだ」と何となく普通と違うけどなと捉えがちになることはないですか。
机の上が荷物でいっぱいのA型の人がいても、そのことは血液型と関係しているなんて、あまり気にしないなんてことはないですか

確証バイアスによって、偏った情報ばかりを選択をすることで、実は人は気づかないうちに大きく悲観的になったり、逆に楽観的になりすぎたり、そのことで感情のコントロールに影響を与えることもあるのです。
ただ情報を収集していただけなのに、そのことで感情が大きく波立ち、不安が強まってしまうのは残念ですよね。

バイアスとは偏見や先入観と訳されますが、強まると「そうに違いない」「自分は間違っていない」などの
思い込みやこだわりが強くなることもあるのです。

このようなことにならないように、意識して自分の傾向を軌道修正することが大事になります。

どのように気を付け、軌道修正するのか

それは客観的に「本当に正確な情報だろうか」「他の視点から考えてみたらどうなるだろう」といったさまざまな視点をもつ、考える力が必要になります。


情報の波にのまれないように


安心できる場所で自分の意見も尊重しながら、他者の意見も尊重し、話をする、他者の話を「そのような考えもあるのか」と受け入れることが出来るようになると、自分の先入観や意見にこり固まってしまった思考がほぐれ、バイアスを解消するきっかけになることがあります。


ユニカレさがプレの受講生は、受講を通じて他の受講生の考えを聞く事に取り組んで頂いています。
そんな中で、思考の癖に気づき、他者の考え方を学びます。

偏った情報ではなく正しい情報を取り入れ、自分のこだわりだけでなく柔軟な考えを持つことは、難しいようですが、実は日々の積み重ねで出来るようになっていくのです。

今週も読んでいただきありがとうございました。
障がいがある人のための就職応援事業所
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http://unicolsaga.or.jp
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Posted by ユニカレさが at 17:10│Comments(0)ユニカレの日々
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