障がいがある人の就職支援　　『やっぱりユニがいい・・・！』

こんにちは、障がいがある人の就職を全力サポートする障がい者ビジネススクール「ユニカレさが」のサービス管理者（公認心理師）の角田です。

桜の花が満開で、週末はお花見をする人で賑わう事でしょう。昼間の桜も綺麗ですが、ライトアップされた夜桜もまた、風情があります。コロナ感染も気になるところで、お花見をしながらの会食は控えるようにと言われています。感染防止にも気をつけながら、ルールを守り、桜を楽しみたいと思います。


今日は、フラストレーションについて、お話ししたいと思います。
「フラストレーション」と言う言葉は、何となく耳にしたことがありますが、いったいどういう意味なのか、よくわかりませんよね。
フラストレーションとは、日本語に言い換えると「欲求不満」のことです。
自分の中でしたいことや、何か手に入れたいものがあるのに、それが邪魔されて、達成できない状態になると
人はイライラしたり、大きな不安を感じたりします。
　場合によっては、周りに対して攻撃的になってしまう人や、暴飲暴食に走ってしまい、やけになってしまう人など
フラストレーションがたまると、困った行動になってしまいます。

フラストレーションは、溜まるとイライラするなど、ストレスと似たところがありますが、ストレスとは、人間関係や仕事、金銭面などにおいて上手くいかない事があると、大きなショックを受けてしまい、落ち込んで精神的に不安定になり、食欲の低下や不眠、胃や腸が痛くなるなどの身体的な症状を伴います。
ストレスは、外的要因によって抑圧され、身体や精神に影響を与える状態。
フラストレーションは、自分の内部、内面の欲求が満たされない事によって起こる、心のネガティブな反応のことです。この内部の欲求が満たされないところがポイントです。
フラストレーションが溜まっている人によく見られる行動は、人に八つ当たりをしてしまう事です。
・感情を抑えているつもりでも、つい乱暴なキツイ言い方をしてしまう。
・上手くいかない事を人のせいにしてしまう。
・イライラして、ドアを強く閉めて、バーンと大きな音をたててしまう。
・机をたたいて大きな音をたててしまう。
・大声を上げてしまう。
こんなこと、経験がある人も多いと思います。誰にでも起こりうることなのです。

八つ当たりは、フラストレーションの原因になっている人はもちろんですが、全く関係のない人に対してもイライラをぶつけてしまうのです。そこがちょっと厄介です。
フラストレーションが、解消されないと、自分にも周りにも悪影響が続きます。その事ばかりを考え過ぎて、心の中のイライラが大きくなります。
では、自分の内部の欲求とは、いったいどんなものでしょうか？　いろいろあるとは思いますが、
・物事が自分の思い通りにならない時。
・人が、自分の思い通りの事をしてくれない時。
・自分が思っているように物事が進まない。（仕事、家事、育児、人間関係、試験勉強など）
・自分が思っている、期待しているように、相手が動いてくれない。（助けて欲しい、手伝って欲しい、自分を好きになって欲しい、自分の大変さを分
かって欲しいなど）

ユニカレさがの受講生にも、時々、自分の思いどおりにならない事があって、イライラや不安が高まり、大きな声を出してしまう、大きな音をたててしまう、乱暴な言い方になってしまう、などが起こります。

そこで、社会にはいろんな考え方があって、いろんな方がいて、人それぞれ違う。自分の考え方と違っていてもイライラせずに、認めよう。受け入れよう。自分の欲求どおりにならない事は、たくさんあるのだと気付いてもらいます。「過去と人は変えられない。変えられるのは、今の自分だけ！」と、柔軟な考え方を身につけようと、目標設定をします。

あまり、強く一つのことに拘ってしまうと、フラストレーションは、高まるばかり、思いどおりにならない事は、社会の中にはいっぱいあるから、そんな時は、「まっいいか」「何とかなるさ」と、今の考え方を緩めて、流していける力、前に進んで行ける力が必要だと考えます。



桜が満開しています。
満開の桜を見ていると、元気をもらい、勇気が出てきます。そして、心が和みます。
ちょっと気分を変えて、顔を上げて満開の桜と、青い空を眺めてみて、
「まっいいか」と目の前の上手くいかない事を一旦流して、一息ついて考えられるようになると、心に余裕が出来ます。
柔軟な考え方を身につけて、楽な生き方、幸せな生き方を身につけて欲しいと思います。

今週も読んでいただきありがとうございました。
障がいがある人のための就職応援事業所
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http://unicolsaga.or.jp
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