2022年03月18日

貢献すること

こんにちは♪
障がいがある人の就職を全力サポートする障がい者ビジネススクール「ユニカレさがプレ」生活支援員の田中です。

田中家の家庭菜園ですが、ここ最近の暖かさからスナップエンドウがすくすくと成長しており、収穫が楽しみです(^.^)♪

さて、ユニカレプレ校は、生活リズムを整えるという事を最初の目標にしています。ですから、毎日の来所が厳しい方は週2~3日、午前または午後のみ来所されます。順調に来所出来るようになっても、不調で休んだり、半日だけの利用で帰宅されたりすることもあります。
ユニカレでは「リーダー」をいう役割があり、リーダーになった受講生は、号令をかけたり、ファイを運んだり、ホワイトボードを消したりする仕事があります。先ほど説明した通り、プレ校では全受講生が毎日来所されるとは限りません。順番に回ってくるのですが、リーダーとなっている受講生が休んだり、午前または午後いなかったりします。そういう時は職員から受講生の皆さんに、誰か代わりにリーダーをしてくれませんか?と声掛けをします。手を挙げてくれる受講生は大体決まっています。

ニッポン放送の大人気アナウンサー・吉田尚記氏と、アドラー心理学ブームを生み出した『嫌われる勇気』の著者・岸見一郎氏による対談のなかに、気になる内容がありました。

貢献すること




例えば、家庭の台所で夕食のあとに、うず高く積まれている食器があるとします。誰かが洗わないといけませんが、自分以外の家族は、食事を終えてテレビを見ながらくつろいでいる。そのときに「私だけがなぜ皿を洗わなきゃならないの」と「嫌だ、嫌だ」というオーラを出して皿を洗い始めたら、家族はきっと手伝いたいとは思わないですよね。「私はすごく嫌な行為をしている」ということを、家族に見せつけているわけですから。
自分自身が犠牲者意識にとらわれていると、他の人は手伝おうとは思いません。でも本来「食器を洗う」という行動は、他者に貢献する行為です。家族の役に立つことにほかならない。
アドラーは「他の人の役に立てた感じるとき、自分に価値があると感じる」と言っています。
だから皿洗いも「自分に価値があると思えることを、家族のなかで私だけができるんだ」と心から思いながら鼻歌交じりで楽しそうにしていれば、「楽しそうだから手伝いたい」といってもらえるかもしれないし、いってもらえないかもしれない。実際には、手伝ってもらえなくてもいいんです。本人が貢献感を持てるわけですからね。そのときはきっと、「楽しそうなオーラ」が出ているはずです。

貢献すること



手を挙げてくれる受講生達は、どのような気持ちでリーダーを代わってくれているのでしょうか。特に深く考えていない受講生もいると思います。誰もする人がいないからと仕方なく代わってくれている受講生もいると思います。皆の役にたちたいと代わってくれる受講生もいると思います。受講生それぞれのその日の体調やメンタルの状態によっても気持ちは様々だと思います。岸見氏が言う「楽しそうなオーラ」がでている受講生や、そこに向かう気持ちになってもらえるよう、日々支援をしていきたいと思います。

今週も読んでいただきありがとうございました。
障がいがある人のための就職応援事業所
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http://unicolsaga.or.jp
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Posted by ユニカレさが at 17:40│Comments(0)ユニカレの日々
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