2019年05月13日

「ワーキングメモリ」を鍛える授業

授業風景


皆さん、こんにちは。障がいがある人の就職を全力サポートする障がい者ビジネススクール「ユニカレさがプレ」生活支援員の加藤です。

新年度4月がスタートした際には初めて顔を合わせる方も多く、ソワソワ、ちょっと静かだった教室も、気づけば皆さん休み時間に談笑したり体育の時間には一緒にバトミントンを楽しんだりとすっかり緊張がほぐれてきたようです。

さて、今回は生活を豊かにする「ワーキングメモリ」の授業についてご紹介します。
ワーキングメモリとは、作業記憶や作動記憶とも呼ばれ、短時間に脳に情報をインプットさせ同時に行動処理を行う能力のことです。脳の前頭前野の機能のひとつであり、人との会話や文章の読み書き、計算などにおいて欠かせないものです。この、ワーキングメモリが低下し機能がうまく働かないと、人と会話をしていても「あれ?何の話だったっけ?」と話がかみ合わなくなったり、指示を受けた内容がなかなか思い出せず何度も聞きに行ってしまったり、やらないといけないことが複数ある場合には優先順位をつけるのが難しかったり……など、本人の困り感に直結してしまいます。

今回の授業のきっかけは、受講生の「一度に2つのことを同時にできず、頭が真っ白になってしまうんです」という一言でした。

「ならば、ワーキングメモリを鍛えよう!」ということで、今回はPowerPointを使った画像を見て絵・色・数字を短期記憶する視空間的短期記憶と支援員が話した内容を短時間記憶する言語記憶を体験してもらいました。

「ワーキングメモリ」を鍛える授業


ゲーム形式のように、皆さんものすごい集中力で楽しく記憶されていましたよ。そう!これが大切なポイントで「楽しく記憶する」ことが重要なのです。自分が好きなことや興味がある分野で楽しく記憶することで、ドーパミンが出て脳が活性化されます。

授業が終わったときには「え!?もう終わりですか?もっとやりたい!」と嬉しい言葉をたくさんいただきました^^
まだまだワーキングメモリを鍛える方法はたくさんあります。興味がある方は、ぜひ授業のご見学・体験お待ちしています♪

今週も読んでいただき、ありがとうございました。
障がいがある人のための就職応援事業所、障がい者ビジネススクールユニカレさがの詳細、最近の活動はホームページ http://unicolsaga.or.jpを、ご覧くださいね。
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Posted by ユニカレさが at 15:34│Comments(0)
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