2019年04月11日

夜桜OB/OG会~OB/OG会の意味

夜桜OB/OG会~OB/OG会の意味



こんにちは、障がいがある人の就職を全力サポートする
障がい者ビジネススクール「ユニカレさが」の就労支援員の山田美穂子です。

今年は ゴールデン・ウィークがなんと10連休!!
ユニカレでは生活リズムが崩れていないか確認のために
5/2(木)に1日だけ開所日を設けていますが、皆さんはどんな計画を立てていらっしゃいますか?

さて、
今回は卒業生が参加されている 「ユニカレOB・OG会」のお話です。

ユニカレで次のステップが確定した方に(就職されたり、福祉的就労をされたりした場合)卒業証書の授与式をしています。その時に卒業証書以外に手渡しされるものに、受講生みんなからのメッセージカードと、OB・OG会の会員証があります。この会員証は、ユニカレの卒業生の「証」であり、毎月第一火曜日に開催されている「OB・OG会」への参加資格証でもあるのです。受講生の皆さんも その資格証の大切さをよく理解されていて、卒業式では、卒業を認定された誇りに満ちた笑顔でその会員証を受け取られるのです。

4月2日(火)はその「OB・OG会」の定例行事「夜桜会」でした。ちょうど桜も満開になり、仕事上がりで駆けつけてくれた卒業生の数15名とスタッフ3名でお花見弁当を囲んで夜桜を眺めました。残念ながら寒かったので、早めにユニカレ本校に引き返し、それからは、まったりと、お菓子とお茶とビールで歓談を楽しみました。仕事の話や、思い出話、次回計画している「男子会旅行」の話など、話題はなかなかつきません。自動車学校に通うことになったとか、新しい部署に異動して緊張しているとか、新人が入ってきて仕事を教える立場になったとか、いろんな話が聞けてうれしい限りです。

OB/OG会でのこんな話の中から、「仕事での困り事」にスタッフ側が気づく機会にもなりますし、本人が話の中で、自分で気が付いて、改善策に進んでいくことも多いのです。ユニカレで行っている就労定着の支援の重要な機会になっています。楽しいお遊びも、実はとても大切な支援の機会にもなっています。

今年度は 就職して実際に頑張っている卒業生に呼び掛け、授業の中に参加していただくことも検討しています。リアルな成功モデルは在校生にはいい刺激になるでしょうし、仕事に就くことだけではなく、そのあとの生活がどんな風なのかを知る機会にもなり、就労へ向かう安心材料の一つになることでしょう。また、OB/OGの皆さんにはユニカレに在籍していた際は自己肯定感を上げる機会をたくさん用意していましたが、就労後にもそのような機会を持ってもらい、質の高い生活(QOL)の創造にも助けになるようにと、一粒で二度おいしい効果も狙っています。(欲張り山田でございます(笑))


 ユニカレの受講生のなかには就職してOB/OG会に参加することを目標にしている人もいます。受講生の多くは学生時代に不登校であったり、いじめられたりで、同窓会に参加できにくい方もいます。その方々には母校のような位置づけにもなっているようです。毎月のOB/OG会を実施している障がい者のための就労支援事業所はあまりないとは思いますが、ユニカレとしては重要な事業と位置づけ今後もと力んでいきたいと思います。続けることで、受講生のみんなにも、ユニカレを卒業後またここに気軽に帰ってきてもらえるような場所があることの安心感を持ってもらいたいと思っています。また、OB/OGの皆さんには、月に一回ではあるけれど、話をして顔を見て、英気を養ってまた、その歩みを進めていただくこと、そんな場所に微力ながら ずっとなっていければいいなと思います。



Posted by ユニカレさが at 17:12│Comments(0)
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