2023年11月09日

SST 【 アサーション 】

こんにちは、障がいがある人の就職を全力サポートする障がい者ビジネススクール「ユニカレさが」の生活支援員の田中です。

 11月に入り朝晩は冷え込むときがありますが、日中は初夏のように暑い日が続いていますね。しかし、夜空にはオリオン座が見られるようになり、冬の訪れも感じます。今月は、星空観賞に理想的な月だそうです。特に18日(土)は、しし座流星群がピークになり、運が良ければすばらしい流れ星の数々を見ることができるようです。

 先日のSST(ソーシャルスキル・トレーニング)では、『相手を傷つけずに自分の気持ちを伝える(アサーション)』をテーマに授業を行いました。
日本では、和を乱さず争いを起こさないようにすることや、周りに同調することが美学のような風潮があります。もちろん、相手に合わせることで、コミュニケーションがうまくいく場合もあります。ですが、自分の気持ちを抑えてばかりいるとストレスがたまるし、イライラして自分の気持ちをぶつけても相手との関係が悪くなって、人間関係においてどちらもうまくいきません。相手を傷つけずに自分の気持ちを伝える方法(アサーション)で、良好な人間関係をつくっていきたいですね。
 自己主張のタイプは3つあり、それぞれ『ドラえもん』のキャラクターに例えられます。受講生の皆さんには、自分の自己主張のタイプをチェックしていただきました。
①アグレッシブ(攻撃タイプ) 
思ったことをズバズバ言ったり大声をあげたりと主張が強い。自分の意思を全うするためであれば、明確な悪意が伴うこともある。勝ち負けで物事を決める。
『ドラえもん』の、ジャイアンタイプになります。
②ノン・アサーティブ(非主張タイプ) 
自己主張が控えめ、もしくは苦手。物静かな性格といった印象。曖昧な言い方でかわすことを好む。言い訳が口癖になっている。
『ドラえもん』の、のび太タイプになります。
③アサーティブ(攻撃タイプと非主張タイプの黄金比) 
自分の気持ちを率直に伝えつつ、なおかつ相手の気持ちも考えられる。場の空気まで重んじる。適宜表現をチョイスできる。
『ドラえもん』の、しずかちゃんタイプになります。

SST 【 アサーション 】


 自己主張タイプのチェック後に、アサーティブに伝える方法として『みかんていいな』を紹介しました。
 『み』 … 見たこと  ( 客観的な状況をそのまま伝える )
 『かん』… 感じたこと ( 相手の言動に対する自分の意見や気分を伝える )
 『てい』… 提案する  ( 相手に望む具体的な行動の提案をする )
 『いな』… 否定されたら( 否定されたときは他の選択肢を再提案する )
この『みかんていいな』のアサーティブコミュニケーションを使って、自分も相手も尊重した表現をすることができます。今後も訓練を通して、アサーティブコミュニケーションを身につけていきたいと思います。

今週も読んでいただきありがとうございました。
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http://unicolsaga.or.jp
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