2023年04月28日

認知特性を知るメリット♪

こんにちは♪
障がいがある人の就職を全力サポートする障がい者ビジネススクール「ユニカレさが」 職業指導員の加藤です。

緑が美しく過ごしやすい気持ちのよい季節になってきました。我が家の庭のツツジも白やピンクなど色とりどりに綺麗な花flowerを咲かせています。

さて、本日は「自分の認知特性を知ることは生きやすさに繋がる」という記事を書きたいと思います。
日々、生活や仕事をしている中で「分かり辛さ」から不安を感じていることはありませんか?その不安は、自分の認知特性を把握することで解消されることが大いにあります。

認知特性とは、どのような方法で脳に刺激が入ってくれば分かりやすく処理しやすいのかというものです。よく耳にする「聴覚優位」「視覚優位」というものが認知機能の特性として挙げられます。

「私は言葉だけの指示だと、右から左に抜けてしまい、なかなか覚えられない」という人は「視覚優位」だと考えられます。言葉の指示に加え、図や絵、写真または動画など目で見る情報が加わることによって、脳の中で情報がイメージしやすくなります。そのため、視覚優位の人は「海wave」と聞くと海の映像が浮かび、「山fuji」と聞くと山の映像が浮かびます。

一方で「図や写真など情報が多くあるよりも、言葉で説明されたほうが頭に入りやすい」という人は「聴覚優位」だと考えられます。聴覚優位の人は何かを記憶するときに音で聞いたほうが脳内で情報処理がスムーズになります。
歌の歌詞を覚えるときに、ノートに歌詞をうつすことなく口ずさんで覚えていく人なども聴覚優位の人が多いです。

この認知特性を知っておくことで、日々の「分かり辛さ」が大きく減りますsmile
なぜなら、視覚情報の処理が得意な人が、聴覚情報に頼る仕事をすることは疲労感が増え、効率やパフォーマンスが落ちるからです。視覚情報の処理が得意な視覚優位なのであれば、聴覚情報に視覚情報を加えることで、理解力やスピードが上がります。

逆に、聴覚優位の人に視覚情報を提示しすぎることで、余計に混乱してしまうことがあります。そのため、得意な処理方法である「音」だけを提示し、補足として必要であれば、確認のための「映像」を提示するというのがよいでしょう。

認知特性は誰にでもある脳の特性ですが、発達障害の自閉スペクトラムの人は視覚優位の傾向が強いと言われています。
職業選択をする際に、自分自身の認知特性を把握しておくことで、仕事と特性のミスマッチを防ぐことができ、安心して日常を過ごすことができます。また、仕事中に感じる「困った」ときに、インプットしやすい方法を相手に伝えることも、活き活きと社会生活を送るために必要なことでしょう(合理的配慮ですね)

皆さんは何かを記憶するときに、目で見たほうが分かりやすいですか?それとも音で聞いたほうが分かりやすいですか?

日常の「困った」に対処できるよう、ユニカレさがの授業でもJST(ジョブスキルトレーニング)の作業を通して把握する時間を設けています。
口頭のみの業務指示でスムーズな人、見本など視覚情報があるほうが分かりやすい人、それぞれのようでした。

認知特性を知るメリット♪


ちなみに、私は視覚優位です。視覚情報が目の前にある状態で、聴覚情報が加わるのが分かりやすく感じます。


今週も読んでいただきありがとうございました(^^♪
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Posted by ユニカレさが at 11:51 │職業能力トレーニング(JST)