2022年11月24日

発見の旅とは

こんにちは♪
障がいがある人の就職を全力サポートする障がい者ビジネススクール「ユニカレさが」精神保健福祉士・職業指導員の加藤です。

日に日に秋が深まり山々の木々が美しく華やかな季節となりました。朝晩冷え込む日が多くなり、コタツを出したよという声もちらほら聞こえています。我が家は来月に出そうかなと考え中です。

 さて、本日はユニカレさが本校の朝礼の一コマについてお伝えしたいと思います。
本校の朝礼では、元気に「おはようございます!」から始まり、職員・受講生間の連絡事項の情報共有、実習へ行く人へのエール、ラジオ体操、「今日は何の日?(受講生が予め調べていた内容を皆へ共有)などに取り組み、今日という一日を明るく過ごせるためのスタートを切っています。

その中で皆に元気を与えてくれる【今日の格言】についてご紹介したいと思います。
「発見の旅とは、新しい景色を探すことではない。新しい目で見ることなのだ」
フランスの小説家 マイセル・プルースト

発見の旅とは


「人生は旅である。
そして自分の体は機関車である。そこには車窓がある。
行先は一つだけど、窓から見える景色は、座る席によってまったく違っていく。
どこの窓からこの窓の景色を見るか。いのちの車窓はさまざまな方向にある。現実は一つだけど、どの窓から世界を見るかで命の行き先は変わっていく。
探すのではなく、見たことのない世界を見てみる(窓をのぞいてみる)。そこにはかけがえのない発見があるかもしれない」


上記は、毎朝格言を言ってくれているMさんが、シンガーソングライターであり俳優でもある星野源さんの著書「いのちの車窓から」を読み、自身の思いを乗せ皆に伝えてくれた言葉(本日の格言)でした。

「いのちの車窓から」の本を見せてもらったところ、すぐに目に入った文がありました。

「前向きに生きることは、本当に難しい。予想もしなかったような楽しくて嬉しい終着駅にたどり着けるように、より良い窓を覗いていきたい。それは現実逃避ではなく、現実を現実的に乗り越えていく為の、工夫と知恵ではないかと思う」(いのちの車窓から 星野源より抜粋)

そうだよなぁ~。いつでもどんなときでも前向きに生きることは難しいなと、私自身も感じています。新しい発見をすることはワクワクします。けれど、それは今ある環境を変えて「新しい道!新しい道!次つぎ!」と探すことではないと思います。なぜなら、日々変化がないと感じている日常の中でも、自分自身の捉え方を変えてみると新たな発見をすることができるから。

 発見の旅には、よくこころの授業で皆さんに伝えている「認知」も大きく関わっています。自分の過去の経験や生まれ育った環境での価値観により形成された認知は人それぞれです。自分自身の価値観は大切にして良いと思います。ただ、その価値観しか正解がないと思えば、新しい景色を見ることはできません。

多様な価値観の中で、自分の新しい目で別の景色を見ることができたならば、それはとてつもない努力の結晶であり、自分が望む「自分を発見するチャンス」なのだと思います。

ここに気づくことができたとき、人は優しく頼もしく成長し「自分のことが好きだ」と思える、そして、当たり前にあると思っていた今の環境、日常に感謝の気持ちを抱くことができるのではないでしょうか。

 まだ見ていない景色を、工夫と知恵を使いながら自分の新しい目で見て、素敵な発見をしていきたいですね。そう考えると、少しの疲れは何てことないな、明日もまた頑張ろうと思えます。
普段なかなか本を読む時間が取れない中(時間は自分でつくるもの!それは言い訳とユニカレの代表から叱られそうですが)、毎朝Mさんが伝えてくれる格言から前向きな気持ちをもらいました。

追記:以下、二つ、マイセル・プルースト氏の名言をご紹介☆
「過去の出来事の記憶は、必ずしもあったままの形で留まっているとは限らない。」

「幸福は身体にとってはためになる。だが、精神の力を発達させるのは悲しみだ。」

どちらも、その出来事をどう自分自身が認知するかが関連しています。多様かつ柔軟な認知は、人の人生を幸福にしてくれる、そう思うのです。


今週も読んでいただきありがとうございました(^^♪
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Posted by ユニカレさが at 08:30 │サポートの現場から